エクロック®ゲル5%
「エクロック®ゲル5%」について
エクロックⓇゲル5%は2020年11月に発売し、健康保険の適応が認められた「原発性腋窩多汗症」用の塗り薬です。
エクロックⓇゲル5%は1日1回、腋に塗布し続けるだけで、汗の量の改善が期待でき、さらに副作用も重大なものなく安全性が高いことから、多汗症でお悩みの方にとって、新たな治療の選択肢になり得ると考えております。
このような方におすすめ
- シャツのワキの部分に汗ジミができて人目がきになり、電車で吊り革を持つことをためらったり、人前で発表するとき、とても緊張したりする。
- ワキから汗がツーっと流れ落ちる不快感で勉強や仕事に集中できない。
- 汗ジミが気になって好きな服を着ることができない。
- 制汗スプレーや汗拭きシートが手放せない。
原発性腋窩多汗症について
汗の量が多くなる原因となる病気や障害がないのにもかかわらず、多量のわき汗に悩まされる疾患です。
診断基準
国内における基本的、標準的治療の目安を示す原発性局所多汗症診療ガイドラインによると、汗の量が多くなる原因となる病気や障害がないのにもかかわらず、多量のわき汗が6カ月以上みられ、以下の6症状のうち2項目以上あてはまる場合を「原発性腋窩多汗症」と診断しています。
- 最初に症状がでるのが25歳以下であること
- 左右両方で同じように発汗がみられること
- 睡眠中は発汗が止まっていること
- 1週間に1回以上多汗の症状がでること
- 家族にも同じ疾患の患者さんがいること
- わき汗によって日常生活に支障をきたすこと
多汗症の原因となるわき汗は、エクリン汗腺から出ています。エクリン汗腺の交換神経から出るアセチルコリンという物質が汗腺を刺激することで、多量の汗が分泌されます。
エクロックⓇゲル5%はエクリン汗腺が交換神経から伝えられる汗を出す指令を受け取れないようにブロックすることにより、発汗を抑えられることが期待できます。
エクロックⓇゲルの概要
作用と効果
エクリン汗腺の発汗の指令を受け取る部分(ムスカリン受容体サブタイプ3)を介したコリン作動性反応を阻害し、発汗を抑制します。
使用上の注意
緑内障や前立腺肥大症の方、わきに傷や湿疹・皮膚炎などがある方、妊娠中や授乳中の方。
火気のないところでご使用ください。ご使用後は、キャップを閉めて、直射日光、火気を避けて、こどもの手の届かないところに室温で保管してください。
用法用量
1日1回、適量を腋窩に塗布する。必ず指示された使用方法に従って下さい。
本剤使用時に眼に入らないよう注意してください。誤って眼に入った場合には、直ちによく水で洗い流してください。
佐久平よつばクリニック
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